片品村の名誉村民
第1号 江間章子 氏
生年月日:大正2年3月13日(平成17年3月12日逝去)
岩手県西根町出身
尾瀬をテーマにした歌「夏の思い出」の作詞者として知られる。「夏の思い出」は、昭和24年、NHKラジオで放送されたことで注目を集め、尾瀬が全国に知られるきっかけとなった。昭和44年からは教科書にも掲載、日本の名曲に数えられている。片品村ではこの功績を称え、名誉村民の第1号に選定した。代表作に「花の街」「花のまわりで」などがある。
夏の思い出
作詞:江間章子
作曲:中田喜直
- 夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬 遠い空
霧のなかに うかびくる
やさしい影 野の小径(こみち)
水芭蕉の花が 咲いている
夢見て咲いている 水のほとり
石楠花(しゃくなげ)色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空
- 夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬 野の旅よ
花のなかに そよそよと
ゆれゆれる 浮き島よ
水芭蕉の花が 匂っている
夢みて匂っている 水のほとり
まなこつぶれば なつかしい
はるかな尾瀬 遠い空
第2号 𠮷川廣和 氏
生年月日:昭和17年10月25日(平成27年7月8日逝去)
群馬県高崎市(旧箕郷町)出身
尾瀬国立公園の管理官庁である環境省の中央環境審議会委員や内閣府の参与など国の重要な委員を歴任。DOWAホールディングス(株)の社長として、会社改革を行い経常利益を10倍にする実績を残す。片品村の農産物を高く評価し、グループ会社のホテルで尾瀬ブランドとしてメニューに起用し、各界の著名人に尾瀬ブランドの魅力を伝えた。
第3号 馬場美香 氏(旧姓 星野)
生年月日:昭和40年7月10日
片品村大字東小川出身 千葉県在住
片品中学校卓球部のOBで、中学3年の全日本中学校卓球大会でベスト8となる。高校2年からインターハイで2連覇、高校3年には世界卓球選手権団体戦メンバーに抜擢され、準優勝の成績を収める。
全日本卓球選手権シングルス優勝7回など国内では敵無しの存在となり、活躍の場を世界へと広げ1988年ソウルオリンピック、1992年バルセルナオリンピックなどに出場。ソウルオリンピックでは女子ダブルス4位入賞を果たした。
福原愛選手の専属コーチを経て、2016年からは女子日本代表監督に就任。
世界各地で開催されている国際大会で活躍中であり、2020年の東京オリンピックにおいてもその指導力が大いに期待されている。(令和1年12月現在)
片品村はこの功績を称え令和元年9月5日に名誉村民に推挙し、第3号となる名誉村民章を贈呈した。