片品村役場

丸沼堰堤

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丸沼ダムは昭和6年(1931)、当時の上毛電力株式会社が建築した発電用のダムで、昭和初期に全国で8基のみ建設されたバットレスダムという形式である。しかも現存する同型ダム6基中では最大の規模を誇り、高山の厳寒地という悪条件下にあって70年以上に渡って現役で発電に利用されている。
この特異な形式のダムは、土木構造物への耐震設計導入で有名な内務省土木試験所長の物部長穂の基本設計によるもので、昭和初期の我が国の土木建設技術が世界水準を超えて先進的な技術開発に挑戦した代表例ともいえる。